Wi-Fi 調査・設計

ネットジェミニが提供するWi-Fi 7対応 調査・設計サービスの概要

お客様がコストをかけて構築されたWi-Fiネットワークの性能を最大化します。
Wi-Fiネットワークは電波を利用する事からアクセスポイントの設置場所、オフィスのフロアレイアウト、壁やパーテションそして家具の高さや材質そして建物構造によって通信状態は大きく影響を受けます。
更に近年ではWI-Fiネットワークの爆発的普及によってお客様のオフィス以外に設置されたアクセスポイントによる電波の混雑が通信品質を悪化させる要因になっています。特に問題は起きていないと感じられている状況でも通信品質が低下しているのでは、せっかくのシステムに投資されたコストに対して通信品質向上という利益を最大限に享受されていない事になります。また無線LANシステムの管理画面では把握しきれないPoEスイッチの電力供給不足や使用LANケーブルの直流抵抗によってアクセスポイント(AP)が電波出力を下げたり電波の一部をストップする縮退運転をしている場合もあります。
NetGemini ではリアルな電波情報を収集する調査を実施し問題点や課題を発見し資料化するだけではなく、その結果に基づきお客様毎に最適な性能改善策を提案致します。

サービスの第一段階は現状を把握するために無線LANのAPが実際に送信している電波の強度と種類をフロア全域で収集します。この調査はAPに接続することなく受動的(Passive)に実施するためパッシブサーベイと呼ばれており企業のネットワークのセキュリティが確保されます。電波強度の分布や帯域幅、変調方式、MCS Index情報等に加えて間仕切り壁等による電波の減衰量を把握します。この情報の資料化によって問題が発見された場合には改善策をご提案いたします。

サービスの第二段階では第一段階で収集した情報を元にお客様のご要望に合わせてAPの配置、チャンネル、帯域幅および出力をプランニングいたします。具体的には必要最小限の構成からAPにトラブルがあった場合のバックアップAPを考慮した冗長化構成をお勧めいたします。一つの建物あたりシングルフロアから4フロアまで対応可能です。

第一段階のパッシブサーベイ

Wi-Fiパッシブサーベイ(Wi-Fi Passive Survey Service)と設計サービスはWi-Fi 7 320MHzに対応しています。またお客様宅内に設置されているアクセスポイントAPが何処のメーカー製品であってもご利用いただけます。

本調査で判明する具体例として、下図のヒートマップはオフィスの各エリアで得られた最も強いWi-Fi電波(1st AP)を示しています。多くの場所で十分な電波強度が得られているように見えますが、これだけの情報では通信品質が確保されているかどうかを判定することは出来ません。

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「5GHz帯における最も強い電波の分布図(ヒートマップ)例 (複数の問題が隠れています)」

1. 各種調査項目を可視化して報告書を作成いたします。
標準レポートのサンプルPDFをご用意いたしました。このオフィスはWi-Fi実験用サイトです。
標準的な報告書項目は以下のとおりですが、調査項目によって変更されます。
• サーベイのパスルート図
• 最も強い電波強度分布(1st AP)を示すヒートマップ図
• 旧11a, b, gとWi-Fi 4, 5, 6, 6E, 7それぞれがカバーするエリアを示すヒートマップ
• 20MHz、40MHz、80MHz、160MHz, 320MHzの別を示すヒートマップ
• 予測ダウンロードリンクスピードエリアを示すヒートマップ
• Wi-Fi 4, 5, 6, 6E, 7のMCS Index マップ
• チャンネル干渉ヒートマップ(0%から100%)

上記レポートに加えて補足資料を添付いたします。
補足資料はお客様毎にカスタマイズされますが主に以下の項目についての記載となります。
•チャンネル干渉の解析内容と原因
•プライマリーチャンネルの重なりを示すヒートマップ
•ローミングの対応やDFSチャンネルの停波時のサービスエリアを示す第二電波強度(2nd AP)ヒートマップ

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このオフィスの問題点は複数APのチャンネル干渉と送信プライマリーチャンネルの重なりにありました。


もし問題点等が発見された場合には内容と改善案を資料化いたします。

2. 現地での標準作業内容

2-1. 標準作業としてオフィスの隅々までPCを持ちながらデータを収集します。
2-2. 簡易スペクトル調査を実施します。
2.4GHz帯ではWi-Fi電波以外のコードレス電話、無線監視カメラやコードレス電話等の電波の有無を確認します。
5GHz帯では気象レーダの電波がオフィス内に入り込んでいるかどうかを確認します。

2-3. サーベイ作業時間
標準的な作業時間はオフィスのレイアウトを頂いて見積りますが目安としては1,000平方メートル当たり約4~5時間です。2.4GHzと5GHzの2バンドのみの場合には調査時間が短縮されます。

3. 料金の目安について
標準基本料金5万円/サイト
+標準サーベイ実施料金
(A) 2.4GHz帯と5GHz帯の調査: 90円/1平方メートル
(B) 2.4GHz帯, 5GHz帯および6GHz帯の調査: 110円/1平方メートル
サーベイエリアが1サイト5,000平方メートル以上の場合には基本料金を値引きいたしますので料金の目安は(A)または(B)のみとなります。
+別途消費税10%
建物、オフィスの図面を拝見して正式な見積り書を作成いたします。
東京都内および近郊は交通費不要ですが遠方の場合には別途交通費と必要により宿泊費を申し受けます。

4. パッシブサーベイの事前準備
4-1. フロアレイアウト図(PDFやJPEGデータ)のご提供をお願いいたします。
当社にてサーベイ用に必要な変更を加えて使用します。
4-2. 現状の問題点や調査内容にご要望がございましたら標準作業内容に加えて実施いたします。
4-3. 見積書を作成いたします。


第二段階のWi-Fi APの設置場所や設定内容のプランニング

プランニングサービスでは第一段階のWi-Fiパッシブサーベイで収集した各種データを元にAPの適切な配置と電波出力、使用周波数バンド(2.4GHz, 5GHz, 6GHz)とチャンネルと帯域幅のご提案を行います。ワンフロアの場合には別の階に設置された他社APの影響や複数フロアの場合にはそれぞれの相互干渉を考慮します。ここで重要になるのが間仕切り壁や金属の家具そしてフロア間の電波減衰量になります。パッシブサーベイによる現実のデータでシミュレーションすることにより正確なプランニングが可能になります。以下に2フロアのオフィス環境におけるサンプルプランニングの例を示します。


 

上図は2フロアのオフィスを3Dで俯瞰した電波強度のヒートマップになります。上階フロアが上奥に明るく表示されていますが緑色の良好な電波強度を示すWi-Fi電波はフロア全体をカバーしており問題は無さそうに見えます。上階のフロアに示す3個の小さな赤く見える点がAPの設置場所を示しています。以下にこの3個のAPからの電波を取り除いて階下フロアに設置されたAPの電波が上階に届く図を示します。

 

上図のとおり階下からのWi-Fi電波が複数個所で強く(緑色の部分)届いており上階での電波干渉の原因になります。以下に上階での電波干渉の様子を示します。

 

上図のとおり上階では水色の強い電波干渉が認められます。APのアンテナパターンにもよりますが無指向性の場合には上階の天井設置APよりも階下天井設置APの影響を受けやすくなります。参考までに上階のAP電波が階下に届く様子を以下に示します。

 

上図のとおり階下への影響は比較的少なくなります。これらの特性を考慮すると階下に別の会社のオフィスや同一会社のオフィスがWi-Fiを設置されている場合には周辺環境を無視できないプランニングが必要になります。

またAPの機能にWi-Fiチャンネルを混雑状況に応じて自動で変更する機能(ACS)がありますがブート時だけでなく運用途中で切り替わる場合にはローミングが働かない場合がほとんどで、別会社も同じACS機能を使っているような環境ではお互いのWi-Fiチャンネルが頻繁に切り替替わってしまい通信が不安定になります。

ネットジェミニのWi-FiプランニングサービスではAP数を必要最低限にして経済性を優先するプランやAPのトラブル時に別のAPがバックアップをする冗長構成のプランもご提案いたします。なお冗長構成のプランではAP数が増え、使用Wi-Fiチャンネル数増加に伴う電波干渉の影響が大きく複雑化することからご要望に沿って費用見積りをいたします。